【愛猫の初盆後に保護した子猫との4日間】

【愛猫の初盆後に保護した子猫との4日間】

 

こんばんは。
やまみーです。
※猫の死に関する話があります。
苦手な方はご注意ください。
◎初めての方はこちら↓

【引っ越してきました!】

 

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【虹の橋を渡った我が家の猫たちの話】

 

↑こちらの記事に、
温かいコメントやDM
ありがとうございました。
また一人一人にお返事を
させていただきますね。
今日のブログは前回の続きから。

 


愛猫の初盆が終わった日に
子猫を見つけた話です。

 

その日は激しい雨が

降ったり止んだりを繰り返す、

蒸し暑い日でした。

 

 

見るとお隣さんの敷地内に

小さな子猫がうずくまっている。

 

 

一回しか鳴かずに、

じっとしている子猫。

 

 

試しに私が鳴き真似をすると、

反応して激しく鳴き出した。

 

 

私の方を見上げながら、

激しく鳴きわめく子猫。

 

 

旦那が保護するために、

お隣さんに声をかけに行くと

お盆のせいか留守でした。

 

 

でもさすがにお隣の敷地内に

勝手に入るわけにもいかない…

 

 

すると旦那が椅子を持ってきて、

傘を片手に椅子に登る。

 

 

塀の向こう側に、

広げた傘を逆さまに突っ込む。

 

 

子猫が動いた隙を狙って、

旦那が傘で素早くすくい上げ

見事に保護成功

 

 

旦那やるじゃん!!

 

 

子猫を見てみると、

目ヤニで目が半分開かず

鼻水などで顔まわりが真っ黒。

 

 

そして左後ろ足がダラっとして

全く動かない状態…

 

 

とりあえず顔を拭いて、

チュールと水をあげてから

そのまま急いで病院へ。

 

 

足は神経がダメになっていて、

感覚が全く無さそうと。

 

 

そして一番怖かったのが、

血尿がタラタラ流れていたこと。

 

 

子猫の意思とは関係なく、

勝手にかなり赤い血尿が

溢れ出ているような状態でした。

 

 

とりあえず目は見えていて、

食欲もしっかりあったので

抗生剤などの注射をして帰宅。

 

 

シャンプーしてあげると、

水があっという間に真っ赤に

 

 

血尿の汚れもそうですが、

ノミダニに食われすぎて

全身血と卵だらけ…

 

 

何度もお湯を入れ替えて、

ひたすらノミを取って

顔まわりや耳を洗うと…

 

 

だいぶ綺麗になりました

シャンプー直後

 

 

まだ体調も心配だったので、

新しいゲージを購入し

完全隔離して様子を見ることに。

 

 

相当疲れていたのか、

水分補給のチュールを食べると

ぐっすり寝てくれました。

 

 

次に起きた時は、

少し元気を取り戻したのか

鳴いて私たちを呼んだり

 

 

下半身を引きずるようにして、

自分の好きな場所に

移動したりしていました。

 

 

しかし…

 

 

やっぱり血尿が止まらない。

 

 

タラタラ流れて、

バスタオルや体が汚れる。

 

 

そこで近所の薬局に走り、

ペット用のおむつを購入。

 

 

 

猫用がなかったので、

子犬用のSSサイズで代用。

 

 

血尿がタラタラ流れるけど、

しっかりご飯も食べるし、

鳴いて動き回る。

 

 

きっとこの子は大丈夫…

がんばれ、がんばれ。

 

 

そう願いながら、

夜中に何度も起きて

お世話をしました。

 

 

 

 

保護から2日目。

みんなで名前をつけることに。

 

 

今回は長男が名付けてくれ、

 

 

てくてく歩けるようにと願いを込め

テクくんになりました。

(白×グレーのブチ、2ヶ月♂)

 

 

相変わらずご飯だけは

しっかり食べてくれましたが、

 

 

お腹が妙に膨れている…

そして皮膚の色が赤い…

 

 

子猫は何度か世話してきたけど

子猫のぽっこりとは違う気が…

 

 

そしてタラタラ出ていた

血尿が止まった。

 

 

でも、おしっこも出ない…

刺激をしてみても全く出ない…

これはマズイ。

 

 

また急いで病院へ。

 

 

かかりつけの病院で診てもらうと、

こっちから連絡をしておくから

今すぐ大きな病院に行ってと。

 

 

急いで遠くの大きな病院へ。

 

 

レントゲンを撮ってもらうと、

足の付け根が骨折しており

 

 

お腹や膀胱にかけて

下半身を強く打っていて、

麻痺状態になっていると。

 

 

おそらく交通事故に遭い

そのまま逃げてきたのでは?

という診断結果に。

 

 

プニちゃんに続いて、

この子までも…

 

 

保護した現場も近かったし、

もしも同じ奴だったら…

 

 

そう思うとなんとも言えない

感情がグルグル回った。

 

 

お腹は内出血を起こしている

可能性があったが、

時間が経てば吸収されるからと

様子を見ることになり、

 

 

膀胱に溜まった尿だけを

注射器で抜いてもらいました。

 

 

膀胱炎をおこしていて、

とにかく色が酷かった…

赤黒いような尿の色でした。

 

 

おしっこが出ないのは、

麻痺のせいなのか

それか尿道が断裂しているのか…

 

 

断裂をしていた場合、

小さすぎて手術できないから

諦めるしかないと言われ

飲み薬だけをもらい帰宅。

 

 

おしっこを抜いたせいか、

お腹は少しスッキリし

赤かった皮膚の色も綺麗に

 

 

顔色も良くなり、

この日初めて動く方の足を使って

3本足で少しだけ歩きました。

 

 

お尻を頑張って持ち上げて、

自分の好きな位置に移動して

満足そうに寝るテクくん。

 

 

その強い姿に感動しました。

 

 

この子はもしかしたら、

プニちゃんが連れてきたのかも。

 

 

そんなことを家族で話し、

プニちゃんに手を合わせて

眠りにつきました。

 

 

 

 

しかし保護3日目。

だんだん雲行きが怪しくなる。

 

 

急に元気がなくなり、

餌を吐くようになってしまった。

 

 

薬を混ぜているせいかもと思い、

餌だけをあげてみるも

やっぱり吐いてしまう…

 

 

おしっこは相変わらず出ないが、

刺激を続けるとほんの少し出た。

 

 

また病院に急いだ。

 

 

膀胱にはおしっこが

しっかり溜まっていたが、

 

 

その周辺も昨日に比べて

タプタプしている…

 

 

やはり尿道が断裂しているか、

どこかに穴が開いていて

体内に漏れているのかもと。

 

 

餌を吐くことを伝えると、

おそらく尿毒症になっていると

言われてしまった。

 

 

尿が体内に溜まり、

毒素に汚染されている状態だと。

 

 

応急処置として、

また膀胱に直接針を刺し

おしっこを抜いてもらった。

尿の色は健康的な色だった。

 

 

おしっこさえ出てくれたら

望みはあるから頑張って。

明日また連れて来てね。

と先生に言われ、

 

 

ご飯を食べなくてもいいようにと、

点滴剤とビタミン剤を注射され

そのまま帰宅。

 

 

帰ってから尿毒症について調べた。

 

 

毒素が頭まで達すると、

痙攣を起こすと知った。

 

 

痙攣は起きていないから、

まだ望みはあるかもしれない…

 

 

そう願いながら一晩過ごした。

 

 

 

 

保護から4日目。

なんとか一晩過ごせた。

 

 

しかし餌も水も全く飲まない。

 

 

口を濡らす程度でも、

吐いてしまうようになった。

 

 

この子はもう助からないかも…

私はこの時くらいから

覚悟を決めた。

 

 

夕方まで様子を見たが、

相変わらずおしっこは出ない。

 

 

約束通りまた病院へ。

 

 

明らかに元気がなく、

鳴き声も出せなくなっていた。

 

 

かなり厳しい状態。

覚悟を決めた方がいいかも。

たくさん可愛がってあげてと

先生に言われた。

 

 

また膀胱に針を刺して

おしっこを抜いてもらう。

点滴剤とビタミン剤を注射する。

 

 

毎日毎日針を刺す。

 

 

この子はこんなに小さな体で

苦しい思いをしているのに、

 

 

さらにこんな痛みを伴う方法で

生きながらえさせるのは

逆に可哀想ではないか?

 

 

こんなギリギリの状態が

続くなら安楽死も考えた方が…

 

 

そんなことを考えていると、

帰り道にまた吐いてしまった。

 

 

もう泡のような涎しか

出なくなっていた。

 

 

私は覚悟を決めた。

きっと今日か明日には…

 

 

帰宅してお気に入りの場所で

寝かせてあげた。

 

 

 

 

 

 

もうかなり厳しい状態だと、

旦那や子供らにも説明をした。

 

 

ゆっくり寝かせようと、

30分ごとに隔離している部屋に

確認をしに行った。

 

 

私が部屋に入ると、

目を開けてこっちを

ジッと見つめていた。

 

 

でもさっき見た時と

何も変わっていない…

 

 

私は急いでゲージを開けて、

顔を撫でてみた。

 

 

目が閉じない…

 

 

目の奥に光がなく、

見覚えのある空虚な目。

 

 

テクくんは、

息を引き取っていた。

 

 

最後は動かず、吐きもせず。

本当に静かに、穏やかに

亡くなったようでした。

 

 

まだ暖かく柔らかい体を

抱き上げて急いで旦那を呼ぶ。

 

 

子供らに知らせる前にと、

旦那が優しく瞼を押さえて

目を閉じてさせてくれました。

 

 

まるで眠っているかのような

綺麗な顔のテクくん。

 

 

家族で代わる代わる

最後に抱っこしてあげました。

 

 

死後硬直が始まり、

固くなっていくテクくん。

 

 

少しだけ白とグレー部分の毛を

カットさせてもらい、

 

 

その小さくて細い体を、

みんなで泣きながら

クーラーボックスに。

 

 

旦那は保冷剤を敷き詰め、

替え用にペットボトルに水を入れ

凍らせておいてくれました。

 

 

プニちゃんと同じ場所に

納骨をしてもらおうと、

私は電話をして予約を取る。

 

 

子供らは泣きつつも、

他の猫が部屋に入らないように

見張ってくれたりと

いろいろ手伝ってくれました。

 

 

プニちゃんでの経験と、

ある程度覚悟していたおかげで、

冷静に動くことができました。

 

 

翌朝、

 

 

哀しみを表すかのように

激しい雨が降り続いていました。

 

 

保冷剤を入れ替えてから、

テクくんの入ったクーラーボックスを

車に乗せて出発。

 

 

途中で白い花と水、

おもちゃを買って火葬場へ。

 

 

猫の個別火葬で

予約をしていましたが、

かなり小さいからということで

小動物料金にして下さいました。

 

 

お経を詠んでもらい、

みんなでテクくんの周りに花を並べ

火葬していただきました。

 

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火葬が終わる頃には、

綺麗な青空が広がっていました。

 

 

プニちゃんの時も同じでした。

 

 

まだ熱気の残るテクくんの骨。

喉仏と少しの骨を拾い、

みんなで骨壷に納めました。

 

 

4日間という短い時間でしたが、

最後の時を一緒に過ごせて

本当に良かったです。

 

 

プニちゃんの時に

してあげられなかったことを

してあげることが出来ました。

 

 

2匹の遺毛は、

こちらの名前入りカプセルに入れ

写真と一緒に並べています。

 

名前やメッセージを

可愛く刻印していただき、

翌日に発送して下さいました。

 

 

優しい手書きメッセージまで

入っており癒されました。

ありがとうございました。

 

 

ペットを飼うってことは、

別れも必ずやってくる。

そしてそれは明日かもしれない。

 

 

そのことに改めて

気付かされる出来事でした。

 

 

皆さんの旅立ったペットたち、

そして我が家の猫たちが

虹の橋の向こう側で出会い

幸せに過ごしていますように。

 

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

 

 

次回の投稿からは、

通常運転に戻ります。

 

 

名前入りカプセルは、

こちらのディアペットさんで

注文させていただきました。

 

 

もしもまた機会があった時は、

注文させていただこうと思います。

 

 

本当に素敵なものを

ありがとうございました。

 

 

 

 

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